「最近、女性ホルモンバランスが乱れている…」
と、感じている人も多いでしょう。
- ・生理不順
- ・肌荒れ、くすみ
- ・体形などが女らしくなくなった
- ・イライラしてしまう
- ・PMS
など…
こんな症状を改善したくて、なんとなくハーブティーが効きそうと思っていませんか?
これらの症状は女性ホルモンに関係していて、ハーブティーで改善できます!
◆このページでは、女性ホルモンを整えるハーブティーを6つ紹介します。
中には、脳に直接作用して女性ホルモンを分泌するハーブティーもありますよ!
このページでは、
- ・女性ホルモンを整えるにはどうしたらいいのか
- ・各ハーブティーの女性ホルモンへの効果
をしっかりと説明します。
各ハーブティーの効果を理解して自分に合うハーブティーを選びましょう。
目次
女性ホルモンとは?
さて、女性ホルモンって何でしょう?
自分に合ったハーブティーを選ぶためにも、女性ホルモンの基礎を知っておきましょう。
女性ホルモンは2種類ある!
女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類あります。
①エストロゲン
エストロゲンは、「女性らしさをつくるホルモン」です。また、骨や血管を強くするなど健康面のサポートもしてくれます。
よく「女らしくなりたいから女性ホルモンを増やしたい!」と言いますが、その場合の女性ホルモンとは「エストロゲン」を指します。
- 胸が大きくなる
- 女性らしい体つきにする
- 肌の潤いやハリを保つ
(コラーゲンの維持、紫外線から守る) - 髪をつややかに保つ
- 太りにくくする
- 自律神経を安定させる
- 骨や血管を強くする
②プロゲステロン
プロゲステロンは、「妊娠を助けるホルモン」です。妊娠のためには必要なホルモンですが、その一方で肌荒れや便秘、むくみなどを引き起こすこともあります。
- 子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に整える
- 妊娠を持続させる
- 体温を少し上げる
エストロゲンとプロゲステロンは常に一定量分泌されているのではなく、「一生の波」と「毎月の波」があり、変動しています。詳しくは後ろの「もっと知りたい女性ホルモン」をご覧ください。
特にエストロゲンは20代をピークにどんどん減っていきます。
女性ホルモン分泌には「脳」と「血行」も大事!
さて、女性ホルモンには2種類あることが分かりましたね。
次は、女性ホルモンがどのように分泌されるのか見ていきます。
女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、まずは「脳」が命令を出します。
次に、その命令が「血液」で卵巣へ運ばれて女性ホルモンが分泌されます。
そして、分泌された女性ホルモンはまた「血液」で全身に運ばれてそれぞれの場所で機能を発揮します!
つまり、女性ホルモンには、卵巣だけでなく、「脳」と「血行」が正常に働いていることがとても大事なんです。
本ページで、
- ・脳に作用して女性ホルモンの分泌を調整するハーブティー
- ・血行を促進するハーブティー
- ・卵巣の働きを活発にするハーブティー
を紹介します。
※エストロゲンとプロゲステロンのどちらも分泌の流れ(脳から命令が出て卵巣で分泌される)は同じです。
ハーブティーは女性ホルモンに効く?
では、ハーブティーがどのように女性ホルモンバランスを整えてくれるのでしょうか?
ハーブにも薬効がある!
普段はなんとなく飲んでいるかもしれませんが、ハーブには漢方の生薬などと同じように、薬効のある成分が含まれています。
本ページで紹介するハーブティーにも、古くから女性ホルモンを整えるために使われてきたものばかり。
また、ハーブエキスが配合されたサプリメントは、「薬に準じたものと考えて漫然と続けず、よくなったら飲むのをやめる」と推奨されているほどです。
ハーブも薬ほどではありませんが薬効があるんですね。
女性ホルモンや美容へのハーブティーの効果
これから紹介するハーブティーは、具体的には以下のような効果があり、女性ホルモンの分泌調整や美容効果が期待できます。
- 脳下垂体に直接作用して女性ホルモンの分泌を調整する
- 女性ホルモンの分泌を安定させる
- エストロゲンに似た作用
- 子宮の働きを活発にする
- 肌をキレイにする(保湿・毛穴引き締め・ニキビ予防)
- 血液循環を良くして体を温める
では、どのハーブティーがこれらの効果があるのか紹介していきます。
女性ホルモンバランスを整えるハーブティー一覧
具体的には、以下の15種類のハーブティーが女性ホルモンを整える効果があるハーブティーです。
- チェストベリー
- ラズベリーリーフ
- アンジェリカ
- レッドクローバー
- サフラワー
- カモミール
- ローズ
- オートムギ
- レディスマントル
- ホップ
- ブラックコホシュ
- ダンデリオン
- ヤロウ
- マザーワート
- セントジョンズワート
でもこの15種類の中には、「女性ホルモンにも多少効果がある」程度のハーブティーも含まれています。
そこで、女性ホルモンへの効果がメインのものや、古くから女性のための薬として使われてきたなど、特に女性ホルモンに効果が高いものだけを6つ厳選して次項で紹介していきます。
女性ホルモンに良いハーブティー厳選6個
1.チェストベリー
◆PMSへの効果が認められている女性ホルモン調整剤!
チェストベリーは、ホルモン中枢である脳下垂体に直接作用して女性ホルモンの分泌を調整する作用があります。プロゲステロン不足にいいとされています。
特に、PMSに効果があるハーブとして有名です。
実際に、2014年に国内で初めてPMSの市販薬(プレフェミン)が発売されましたが、その主成分はチェストベリーです。3ヶ月この薬を飲むと9割の人で症状が改善しています。それほどチェストベリーのPMSへの効果が認められているということですね。
でも、チェストベリーがPMSに効く具体的なメカニズムが書かれているサイトが無かったので、文献等で調べてみました。
チェストベリーにはプロゲステロン分泌作用があります。つまり、日頃からチェストベリーティーを飲んでプロゲステロンを微量分泌させることで「生理前のプロゲステロン急増の波を小さく」してPMSを軽減できるのではないかと、思います。(詳しくは、「毎月の女性ホルモン変動によっていろんな不調が起こる」をご覧ください)
このように女性ホルモンに働きかけるので、PMSだけでなく女性特有の病気に使われ、生理不順や生理痛、更年期障害などの症状をやわらげます。母乳の出を良くする効果もあります。
19世紀のアメリカでは、生理を促す薬や母乳を促す薬として使われていました。
また、ピルの使用をやめた時に飲むと、乱れがちなホルモンバランスを整えてくれます。
このように、チェストベリーティーは女性ホルモン関係の効果ばかり。逆にそれ以外に使われることはほとんど無いです。まさに女性ホルモンのためのハーブティー!特にPMSに悩んでいる人には是非試してみてください。
おすすめ商品
チェストベリーティーは、ピルと併用不可などの制限があるからか、商品が少なく、買えるのは通販のみです。このチェストベリーティーが、楽天レビュー(344件) や Amazonレビュー(25件) で「PMSが改善された」と高評価でおすすめです。チェストベリーだけでなく、このあと紹介するラズベリーリーフもミックスされています♪
ハレバレ 「あれ?イライラは?」チェストベリーティー 15包 1200円
何に効果がある?
作用/女性ホルモン調整
- PMS
- 生理痛、生理不順
- 更年期障害
- 母乳
- 生理前の肌荒れなど
- 子宮内膜症、子宮筋腫
◆味
香りはほとんどなく渋みが強いのではちみつを入れたり他のハーブと混ぜるといいでしょう。
◆ティーに使う部分
果実
◆飲み方
小さじ1杯分をつぶして5~7分煮出す。またはつぶさずに熱湯でやや長めに時間をかけて抽出する。PMS対策に飲む場合は、1ヶ月以上は飲まないとあまり効果が発揮されません。
◆注意点
妊娠中の人や婦人科系疾患のある人の使用は避ける。ピルの効果を下げることがある。
2.ラズベリーリーフ
◆「安産のハーブ」「女性をサポートするハーブ」と言われる女性に人気の定番ハーブ!
ラズベリーリーフと言えば、女性が出産前後に飲む「安産のハーブ」として有名で、ヨーロッパでは自然分娩に重宝されてきました。
副作用が少なく緑茶やほうじ茶みたいな味で飲みやすいため、日本でも多くのメーカーがラズベリーリーフティーを出しているのでとても手に入りやすいです。
妊婦さんや育児中のママ向けのティーパックにはだいたいラズベリーリーフがブレンドされています。
これは、フラガリン、タンニンなどの成分によって、子宮筋と骨盤周りの筋肉収縮の効率を高める効果があるからです。それにより陣痛の痛みを緩和し、産後の子宮回復を助け、母乳分泌も促します。
このように、子宮に働きかける作用が強いので、安産だけでなく、生理痛やPMSなどの子宮に関係した様々な症状に効果的。「女性をサポートするハーブ」としても有名です。
さらに、ビタミンB群やミネラル、鉄分、カルシウムが豊富に含まれ、抗酸化作用も発揮するため、アンチエイジング効果も期待できますし、貧血予防や疲労回復にも最適です。
また、タンニンの一種であるエラグ酸が含まれているので、過剰な皮脂・汗を抑えて肌をキレイにします。
つまり、出産から日常まで女性をオールサポートしてくれる飲みやすいお茶です♪ノンカフェインだし妊婦さんが飲めるくらいなので誰でも安心して飲めます。
おすすめ商品
ヨギティーのラズベリーリーフが一番定番で人気ですよ。ヨギティーシリーズにはいろんなハーブティーがあって人気ですが、その中でもこれが一番の人気商品です♪KALDIなどの輸入食品店に売っています。大きいスーパーでも売っていることがあります。
ヨギティー ウーマンズラズベリーリーフー 16包 756円
何に効果がある?
作用/子宮筋調整
- 陣痛の緩和
- 産後の子宮の回復
- 母乳を出す
- 生理痛
- PMS
- 肌荒れ、アンチエイジング
◆味
やわらかな甘み。緑茶とラズベリーを合わせたような香り。
◆ティーに使う部分
葉
◆飲み方
小さじ1杯を3~5分蒸らす
◆注意点
妊娠初期に多量に飲むと子宮を収縮する効果がよくない影響を与えるため出産予定日2ヶ月前から飲み始めます。
飲みすぎると便秘になることもあるので便秘しがちな人はフェンネル・ローズヒップ・カモミールなどと混ぜて飲むと良いです。
3.アンジェリカ
◆漢方でも使われている女性のためのハーブ。血行を良くして、女性ホルモンが全身を巡りやすくします。
アンジェリカの一番の作用は、血液循環を良くすることです。手足の末端まで血行を良くします。
女性ホルモンを整えたいなら血行が良い事がとても大切です。血行が良いと女性ホルモン分泌の指令がスムーズになったり、女性ホルモンが全身を巡りやすくなります。
(詳しくは「女性ホルモン分泌には「脳」と「血行」も大事!」をご覧ください)
また、骨盤内の血行を良くして、子宮の働きを活発にするので、PMSや月経痛の緩和、更年期障害の改善に効果的です。
血行がよくなって肌もピンク色になります。
ちなみに、アンジェリカは、女性のための漢方として知られる「当帰」と近縁種です。「当帰」は、2000年も前から女性の最高の強壮剤として評判でした。
今でも、当帰が含まれている「当帰芍薬散」という漢方は婦人科で、生理困難や不妊などに最もよく処方されています。
漢方の当帰は乾燥した根を砕いて飲みますが、アンジェリカハーブティーは乾燥した根をお湯で抽出して飲みます。
また、血液循環を良くする以外の嬉しい効果もあります。アンジェリカは、ホルモン変化のサイクルに使うもっとも安全なハーブで、エストロゲン作用を持たずして女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの生成を安定化する効果があるんです。
このように、血行促進とホルモン安定の作用があるので、生理不順・PMS・更年期など女性ホルモン全般に使われます。
特に、
・冷え性の人
・血行が悪く肌色が良くない人
・貧血気味の人
にピッタリのハーブティーです。
女性ホルモン以外には、胃腸の調子を整えて消化不良などを改善し、体を強壮する働きもあります。
おすすめ商品
アンジェリカティーは、スーパーなどには無く、ハーブティー専門店か通販に売っています。「子宮とカラダの冷え専用ハーブティー」が楽天で人気で、血行を良くするのにおすすめです。アンジェリカと、このあと紹介するサフラワー、ジンジャーなど血行促進効果のあるものがミックスされています♪
子宮とカラダの冷え専用ハーブティー 15包 1100円
何に効果がある?
作用/血行促進、女性ホルモンの安定と調整
- 血液循環を良くする
- 子宮の働きを活発にする
- 不妊
- 更年期の気力低下・体力低下の改善
- 生理不順、生理痛、PMS
◆味
苦そうな香りで、実際飲んでも苦みのある味です。美味しくはないですが飲めないほどでもなく、薬と思って飲みましょう。
◆ティーに使う部分
根
◆飲み方
小さじ1杯を熱湯でやや長めに抽出
◆注意点
飲みすぎない。妊婦や子供には使用しない。飲用後に直射日光にあたると、日光に対するアレルギー反応が出ることがある。
4.レッドクローバー
◆女性ホルモンのエストロゲンに似た作用がある。更年期やニキビ・肌荒れにおすすめ!
レッドクローバーに含まれるフラボノイドが、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをすることで知られています。エストロゲンは、女性らしさを作ったり、心や体を健康に保ったりしてくれるとても良い女性ホルモンです。
その為、エストロゲンが急激に減る為に起こる更年期障害に良く使われます。
また、エストロゲンが減少して、女性らしさが減ってきたり、髪や肌の潤いがなくなってきたり、といった時にも効果的です。
また、エストロゲンには食欲を抑制したり、代謝を上げる働きがあるので、太りやすくなったと感じる人にもレッドクローバーティーはおすすめです。
エストロゲンに似た作用の他にも、体内の毒素を浄化する効果もあり、のどの痛みなどの感染症や、ニキビなどにも良く使われます。
女性ホルモンのバランスが崩れて生理前にニキビができやすい人におすすめ!
おすすめ商品
レッドクローバーティーは、ハーブ専門店の「生活の木」などに売っているので、近くにお店がある人は見てみてください。また、百貨店などに入っているハーブティー専門店「エンハーブ」の「いつまでも美しく輝いていたい時に」というハーブティーには、本記事で紹介しているレッドクローバー、ラズベリーリーフ、アンジェリカ、ローズの4つが入っているのでおすすめです。
いつまでも美しく輝いていたい時に 約14杯分 1620円
Amazonでは取扱無し
何に効果がある?
作用/エストロゲンに似た作用
- 更年期障害
- ニキビなどの肌荒れ
- 生理不順・PMS
◆味
草を軽く噛んだような味。香りは花の香り。
◆ティーに使う部分
花
◆飲み方
小さじ1杯(花5個分くらい)を熱湯で五分抽出
◆注意点
妊婦や子供には使わない。
5.サフラワー
◆女性のための「血を動かす薬草」。冷え性に◎。血行を良くして女性ホルモンが全身を巡りやすくします。
サフラワーは古くから「血を動かす薬草」として使われてきました。
この呼び方から分かるように、サフラワーティーは、血流を刺激して血行を良くし、体を温めるので冷え性にとても良いです。
女性ホルモンを整えたいなら血行が良い事がとても大切です。血行が良いと女性ホルモン分泌の指令がスムーズになったり、女性ホルモンが全身を巡りやすくなります。
(詳しくは「女性ホルモン分泌には「脳」と「血行」も大事!」をご覧ください)
また、生理を促して、生理周期の乱れを整える作用があるので、生理不順・更年期障害に効果があります。(血液循環を良くして、古い血液の排出を促すため)
血行を良くするので、肌のくすみや肩こりにも良いです。
このような作用があるので、サフラワーは女性のためのハーブと言われ、ほとんど女性に使います。日本ではベニバナと呼ばれていて、赤い染料として使われています。
冷え性の人はバスタブにサフラワーを入れて入浴するのもおすすめです。
女性ホルモン以外の効果としては、オレイン酸を豊富に含み、悪玉コレステロールを減らすので、高血圧などにも使うことがあります。
おすすめ商品
先ほど紹介したアンジェリカと作用が似ていますね。アンジェリカとサフラワーが両方ミックスされている「子宮とカラダの冷え専用ハーブティー」という商品があり、血行を良くするのにおすすめです。
子宮とカラダの冷え専用ハーブティー 15包 1100円
何に効果がある?
作用/血行促進、生理を促す
- 冷え性
- 生理不順、生理痛
- 更年期障害
- 肌のくすみ
◆味
香りはフローラルだけどクセがある。やさしくまろやかな口当たりで、味は独特。
◆ティーに使う部分
花
◆飲み方
小さじ1杯を熱湯で5分抽出。
◆注意点
キク科アレルギーがある人、妊娠中の人は使わないように。
6.ローズ
◆気持ちの部分で女性らしさをアップできるハーブ。クレオパトラも愛用していました。美肌にも◎
ローズはアロマテラピーに使われることも多く、香りにも効果があります。ローズティーを飲みながら華やかな香りをかぐと、「美しくなれる気がする」「自信がつく」「幸せな気分になる」といった幸福感たっぷりの気分になれます。
自分を高める作用があるので、疲れているときや気持ちが落ち込んでいるときにおすすめです。イライラしがちな人にも◎。精神を強化してくれます。
女性ホルモン分泌の指令は脳が出すので、ストレスがあると脳が正常に働かず、女性ホルモン分泌が上手くいかなくなります。そのため、ローズで張り詰めた神経をしずめて、明るく前向きな気持ちになりましょう。女性ホルモンバランスが整います。
特に、ストレスが原因で女性ホルモンバランスが乱れている人におすすめです。
このように神経に働きかける作用が強く、気持ちの面でのリラックス効果が高いので、更年期障害にも使います。
また、美肌にも良く使われます。よく化粧水などにも使われていますね。
ローズに含まれるタンニンの体の組織を引き締める収れん作用によって、肌の毛穴を引き締めます。また、保湿効果もあります。
「若返りの薬」としてクレオパトラも愛用していました。
赤い花を使うローズレッド、ピンクの花を使うローズピンクなどがハーブティーとして売っていますが、どちらも味や効能はほとんど同じです。
ハーブティー用のローズを入浴剤として使うのもおすすめ。美肌効果がある上に、華やかな香りと美しい花びらがバスタブに浮き、女性らしい気分になります。
おすすめ商品
百貨店などに入っているハーブティー専門店「エンハーブ」の「いつまでも美しく輝いていたい時に」というハーブティーはローズがメインで入っています。ローズがミックスされているハーブティーはたくさんありますが、ローズがメインで配合されているものは少なく、おすすめです。
いつまでも美しく輝いていたい時に 約14杯分 1620円
Amazonでは取扱無し
何に効果がある?
作用/過敏な神経をしずめる、女性ホルモンバランス調整、体の組織を引き締める
- 明るく前向きな気持ちになれる
- 美肌(保湿、毛穴引き締め)、アンチエイジング
- 更年期障害
- 生理不順
- 不妊
◆味
甘く華やかな香り。クセのないさっぱりとした味。
◆ティーに使う部分
花
◆飲み方
1杯目は香りや色を楽しむためにお湯をそそいで1分くらいで飲みましょう。2杯目はお湯を注いで3分ほど抽出して飲みます。
◆注意点
早めに使い切ること。直射日光や湿気で花びらの色が変わってしまうことがあるので注意する。
女性ホルモンに良いハーブティーまとめ
- チェストベリー
脳下垂体に直接作用して女性ホルモン分泌を調整する。女性ホルモンのためのハーブ。特にPMSにおすすめ。だけど、あまり売っていない。 - ラズベリーリーフ
子宮筋に働きかける作用があるので、安産や生理痛・PMSなど全般に。「女性をサポートするハーブ」として定番で買いやすい。 - アンジェリカ
血液循環を良くする効果と、女性ホルモンの生成を安定化する効果がある。骨盤内の血行も良くするので「女性の最高の強壮剤」として、婦人科で処方される漢方にも使われている。 - レッドクローバー
女性ホルモンのエストロゲンに似た作用がある。女性らしさが減っているときにおすすめ。更年期障害やホルモンバランスによって出来るニキビなどによく使われる。 - サフラワー
「血を動かす薬草」として知られ、血行を良くして、体を温める。他にも生理を促して周期を整える効果も。冷え性の人の女性ホルモンバランスを整えるのにおすすめ。 - ローズ
神経に働きかける作用が強く、張り詰めた神経を鎮めて、女性ホルモンバランスを整える。明るい気持ちになる。美肌にも◎。
味が美味しいハーブティー
選ぶにあたり、味も重要という人は参考にしてください。
紹介した6個の中で、おいしいのは、
- ・ラズベリーリーフ
- ・ローズ
です。
レッドクローバーは美味しくもまずくもなく、チェストベリー・アンジェリカ・サフラワーは好みが分かれておいしくないと感じる人もいます。
メジャーなハーブティー
本ページで紹介したハーブティー6つの中で、ティーパック商品などに良く使われる順にベスト6を紹介します。
どのハーブティーを飲むか選ぶにあたって、広く飲まれているハーブティーの方が安心という人は参考にしてください。
- ローズ、ラズベリーリーフ
- レッドクローバー
- アンジェリカ
- サフラワー
- チェストベリー
ローズとラズベリーリーフは同じくらい良く使われます。理由はおそらく味が飲みやすいからだと思います。ローズとラズベリーリーフは、「女性のためのブレンド」などの商品名のハーブティーに良く配合されています。
サフラワーは独特の香りと味なので、あまり使われていないんだと思います。効果は高いのですが。
チェストベリーは女性ホルモンに働きかける効果が高く、ピルと併用不可など制限があるので店頭で売るハーブティーには配合しにくいのでほとんど使われていないんだと思います。
とはいえ、どのハーブティーも数あるハーブティーの中ではメジャーな方なので、ネット通販などでは必ず手に入ります。
ハーブティーを売っている店が分からないという人は、「人気のハーブティー専門店6店」で、ハーブを専門に扱うお店を紹介しているので参考にしてください。
もっと知りたい女性ホルモン
もっと詳しく女性ホルモンについて知りたい方は参考にしてください。
20代をピークにエストロゲンが減少
本ページ冒頭で、女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2つがある、と説明しましたが、両方とも常に一定量分泌されているわけではありません。
特に、女性らしさをつくるホルモンの「エストロゲン」は、長い人生で40年間ほどしか分泌されない上に、20代をピークにどんどん分泌量が減っていきます。
20代は女性ホルモンの分泌量がピークに達し、みずみずしい肌やつややかな髪、丸みを帯びた女性らしい体形など見た目にも女性らしい美しさが全開になります。妊娠・出産にふさわしい体内環境も出来上がります。
しかしその後は、どんどん分泌が減り、女性らしさが減っていきます。
45歳くらいからは今まで体内に当たり前に存在したエストロゲンが急激に減少するので、その落差によって体や心の不調が出ます。これが更年期障害です。
そして分泌がストップして閉経します。
前項では、エストロゲンに似た作用があるハーブティーを紹介しました。
毎月の女性ホルモン変動によっていろんな不調が起こる
女性ホルモンには2つの波があります。
一つは、今説明した、エストロゲンが一生をかけて描く大きな波。
もう一つは、月経や排卵を起こす「毎月の波」があります。(下グラフ)
毎月という短い単位で見ても、エストロゲンとプロゲステロンが常に変動しています。
この波の変動によってこのような不調が起こります。
イライラや情緒不安定、むくみなどのPMS(月経前症候群)
・・・生理1週間前にプロゲステロンが一気に増加するので起こると考えられている(未だにはっきりした原因は解明されていない)。生理が始まってプロゲステロンの量ががくんと減ると症状は一気に消失します。
生理前の肌荒れ
・・・生理前にエストロゲンが減少するため。排卵日に近くなるとエストロゲンが増えるので肌の調子がよくなる。
PMSは女性ホルモンに異常があるから起こるのではなく、PMSは女性ホルモンが正常に働いているからこそ起こる症状なんです。
ではなぜ症状が出る人と出ない人がいるのかと言えば、プロゲステロンが上がったり下がったりする「変動に弱い人」がPMSの症状が出やすいのではと考えられています。
これはエストロゲンが急激に下がることで起きる更年期障害も同じことが言えます。
実際に、PMSがあった人は更年期障害になりやすいという研究結果があります。
前項では、プロゲステロンの分泌を促すハーブティーを紹介しました。日頃からプロゲステロンを分泌させることで生理前の急激な変動をやわらげてPMSを軽減できます。
また、生理前に肌荒れする人は、エストロゲンに似た作用があるハーブティーを飲むと良いです。
女性ホルモンはどのように分泌される?
女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、まずは脳が指令を出すところから始まります。
- 脳から、女性ホルモンを分泌するための「刺激ホルモン」が分泌される。
- その「刺激ホルモン」は血液に乗って卵巣へ運ばれる。
- 卵巣が刺激されて女性ホルモンが分泌される。
このように、脳→卵巣 の流れで女性ホルモンが分泌されます。脳と卵巣の間は血液が仲介しています。
(この逆もあって、卵巣で分泌されたホルモンも血液に乗って脳へ行き、それを受けて脳は「女性ホルモンの濃度が低いからもっと分泌するように指令を出そう」「女性ホルモンの濃度が高いから分泌を抑えよう」と判断します。)
つまり、女性ホルモンの分泌は脳と卵巣の連携プレーなんです。
◆脳……ストレスがあると脳が命令をうまく出せないので女性ホルモンバランスが崩れます。
◆血行……血行が悪いと女性ホルモン分泌の命令が届かず女性ホルモンバランスが崩れる上に、せっかく分泌された女性ホルモンも全身を巡りにくくなってしまいます。
◆卵巣……卵巣の機能が衰えていると脳からの命令に卵巣が十分に応えられないので女性ホルモンバランスが崩れます。
前項で、脳に直接作用して女性ホルモンの分泌を調整するハーブティーや、子宮の働きを活発にするハーブティーを紹介しました。
分泌されたあとは全身を巡る
そして、脳の指令を受けて卵巣で分泌された女性ホルモンは、次は血液に乗って全身を巡ります。そして目的の場所に着くとその細胞を刺激して働きを促します。(例えば、女性ホルモンには肌の潤いを保つ効果があるのでその場合は肌が目的の場所になります)
このように、脳から卵巣への指令も、卵巣で分泌された女性ホルモンも、血液に乗って運ばれています。
つまり、血行が良いと女性ホルモン分泌の指令がスムーズになったり、女性ホルモンが全身を巡りやすくなります。
よく女性は体を温めると良いと言いますがこのような理由もあったんですね。前項で、血行促進効果の高いハーブティーも紹介しています。
プレゼントなび