カラスにゴミを荒らされて困っていませんか?

カラスにゴミを荒らされると、掃除が大変だし、近所迷惑で本当に困ります。

できるだけ家にあるもので、お金がかからない方法を厳選しました。

実際に、対策してから全くカラス被害にあっていない方法ばかりです。

やみくもに対策するのではなく、カラスの生態・習性を知って対策すれば、カラス対策は簡単なんです。

簡単なカラスの習性の説明も最初に行いますので、是非通してお読みください。

目次

まずはカラスの生態を知ろう

カラスを効果的に撃退するために、カラスの生態を知っておきましょう。

1. 非常に目が良い
   
   カラスは視覚にたよってエサを探しています。そのため、生ゴミを見えなくすると良いです。


2. 臭いには鈍い
   
   臭いではゴミに近づきません。


3. 雑食性でなんでも食べる
   
   カラスは肉・魚・野菜・木の実などなんでも食べます。特にハシブトガラスという日常よく見かけるカラスは肉食傾向が強いので、肉のゴミには要注意です。茶色を狙ってつつきます。おにぎりや弁当の食べ残しのゴミも大好物です。


4. 早起きで、まだ日が登りきらない早朝からゴミを荒らし始める
   
   夜にゴミを出すと、早朝は人間がいないので、格好のエサ場になってしまいます。深夜や早朝に出さず、収集時間のぎりぎりに出しましょう。


5. 羽が何かにあたるのを極端に嫌う


6. 意外と小心者で警戒心が強く、用心深い


7. 鳥の中では脳が発達していて記憶力、学習能力が高い


8. 人が一番怖い


9. 耳が良い

この生態を上手く利用してゴミのカラス対策をしましょう。

関連記事:

光る物や黄色が嫌いって聞いたことがあるけど…

カラスは黄色が見えるし、嫌いでもないです。黄色のゴミもくわえるし、黄色のゴミネットにも躊躇無く乗ります。

昔発売された、カラスに中身が見えないように「特殊加工」されたゴミ袋がたまたま黄色だったので、広まった迷信です。

つまり、ただの黄色いゴミ袋は全く意味がありません。

また、光るものが嫌いでもないです。

これは、光がゆらゆらと不規則に動くと一時的に警戒するだけで、光自体が嫌いなわけではありません。

CDやマネキン、目玉風船などの脅しグッズの効果は?

よくゴミ捨て場に、CDなどの脅しグッズを置く人がいますよね。

カラスは警戒心が強いので、一旦は警戒します。

でも、「記憶力・学習能力が高い」ので、2,3日すると、「いつもそこにあって、自分の行動にいっさい反応しないものだ」「怖いものではない」と学び、全く効果がなくなり、ゴミを平気で荒らすようになります。

定番のゴミネットの効果は?

ゴミ対策で一番定番ですね。

2000円程度で安いので、試してみるのはアリだと思いますが、確実にカラスを防ぎたい人には使い方が難しく、オススメできません。

• 目が粗いとくちばしを突っ込んでしまう
• ネットが軽いと引っ張って動かしまう
• 隙間があるとそこからもぐってしまう
• 鳥は糸がほぐれたところを見つけるのが上手なのでそこからネットをボロボロにしてしまう

など、いろいろと注意が必要です。

急いでネットをかけて隙間が出来たらアウトです。強風で隙間ができる場合もあります。

また、収集後にバサッと適当に置かれてしまうので汚い感じに見えてしまうというデメリットもあります。

もしゴミネットを使うなら…

• 網目の細かいもの
• 動かないよう重りでしっかり固定
• とにかく隙間がないように

ゴミのカラス対策には2種類ある

では、効果のあるオススメの対策を見ていきましょう!

効果のあるゴミのカラス対策は、大きく分けて以下の2種類あります。

1. ゴミがあると気付かせない
2. 物理的にゴミに触れないようにする

1つずつ説明します。

カラスは「目が非常に良い」ので、視覚にたよってえさを探しています。嗅覚は発達しておらず、においではゴミに近づきません。

なんと、ロースハムの本物と食品サンプルを見分けられるほど目が良いです。

ゴミ袋を手当たり次第に狙うのではなく、赤・オレンジ・茶色が見えているところを狙う傾向があります。これはカラスの好物の肉や果物の色だからです。

つまり、生ゴミを見えなくするとカラスが「生ゴミの存在に気付かない」ので、効果があります。

オススメの方法は、生ごみを新聞紙でくるんで捨てる方法です。

このように効果は高いです。

方法は2つあります。

• ゴミ袋の一番外側にだけ新聞紙を入れる
• 生ゴミが出るたびに新聞紙でくるんでゴミ袋に入れる

ただし100%ではありません。なぜなら、中身が見えないので「気付かれにくい」ですが、「つつけば破れる」からです。そのため、次に紹介する「物理的に触れない」方法の方が確実です。

近隣全てが中身を見えなくしたら、カラスは手当たり次第に袋を破る可能性もあります。つつかれても破れないように新聞紙を4～5枚重ねた方が良いです。

共同のゴミ収集所を使う人で、町内会に意見が言いにくいという人は、自分のゴミだけ対策出来る方法なので良いですね。

一番確実に効果があるカラス対策は、「物理的にゴミに触れないようにする」方法です。

物理的に、カラスが「開けられない」「触れない」状態にすれば、いくら中身が丸見えでも、カラスは手も足も出ません。よだれをたらしながら見ているしかありません。

それでは、簡単で実際に効果があった方法を3つ紹介していきます。

早速見ていきましょう。

効果のあるゴミのカラス対策

1.洗濯カゴ・衣装ケースをかぶせる

洗濯カゴや衣装ケースをゴミにかぶせれば、カラスが触れません。

ただ被せただけではカラスが持ち上げてしまうので上に石やペットボトルなど重しを置きましょう。

↑このように重しをおきます。猫でも持ち上げられない程度の重さが必要です。

重しを乗せればカラスは持ち上げられないし、開けられないので、物理的にゴミを漁れない完璧な方法です!

中身が見えるので、どの地域でもOKで、ゴミと分からず収集されないという心配もありません。

このアイデアは神奈川県大和市役所の「ごみのカラス対策」に掲載されていたので、問題ない方法でしょう。

透明ではない衣装ケースでも、「ゴミが入っています」という貼り紙をしておけば収集してもらえます。

2.ボックス型ネット

洗濯カゴや衣装ケースをかぶせるアイデアを紹介しましたが、もっと使い勝手が良いゴミ出し専用に作られた商品があります。

中にスポッとゴミ袋を入れて、

フタの前と両脇をマジックテープでピタッと止める。

これでカラスは開けられないしゴミに触れません。

収集後は、折りたたんで玄関に。

折りたためるので、ごみ収集日以外はしまっておけるし、軽くて便利です。

ホームセンターではあまり見かけませんが、楽天やアマゾンに売っています。

軽いので、収集後に風で飛ばされないようにどこかにくくりつけるかペットボトルなどの重しを入れておくと良いです。

手作りする人も!

↑100均のワイヤーネット10枚と結束バンドで1000円台で作れます!折りたたみ出来ます。45Lゴミ袋1つくらいの大きさでしょうか。(ビールtokidokiランニングbyアメブロ)

↑これはフタを洗濯バサミでとめています。カラスもこれなら開けられないですね!(パピとママとbyアメブロ)

このように手作りする場合、100均のワイヤーネットを使うのが定番です!

網目がちょっと大きめなので、パンパンにゴミを入れるとつつかれそうです。内側に網目の細かいネットなどをつけた方が確実です。

3.ゴミバケツやストッカー

中が見えないし、カラスが開けられないので完全に防御できます。

折りたたみが出来ないので、ゴミ収集日以外の置き場が確保できる人向きです。

カラスがフタを開けてしまったり、風でフタが飛んでしまうことがあるので、ちゃんとロックされるものがオススメ。

↓良く見る青いポリバケツタイプはフタがロックできないので、フタに重しをしないと完璧ではないです。

例えば、こんなものがオススメです。

これ↓は45Lのゴミ袋が1つ入る大きさ。スーパーカンという素材で、軽くて丈夫です。底に重しを入れておけば強風でも倒れません。レビューを見ると、完全密閉ではないのでコバエなどは防げないようですが、軽くて持ち運びやすいようです。

これ↓は見た目がオシャレで、楽天で人気です。60Lなので、45Lゴミ袋が1つ入ります。いかにも「ゴミ箱」という感じが嫌な人に良いでしょう。

これ↓は45Lのゴミ袋が2つ入ります。スペースがある人は常設しても使いやすそうです。上の2つのゴミバケツと違って横長の形で安定感があり、風で倒れにくそう◎

また、後ろに2輪キャスターが付いていて、ごみ収集場所までラクラク持っていけるタイプもあります。↓45Lのゴミ袋が2つ入ります。片手で簡単に開閉でき、ふたを閉めると自動でロックされます。

4.共同ゴミ収集所の対策

何世帯か共同で使うゴミ収集所の場合、大型のゴミ出しボックスもあります。

これは45Lのゴミ袋が15袋入ります。

ネット通販サイトで「ゴミステーション」と検索すると備え付けの立派なタイプが、「ゴミステーション 折りたたみ」と検索すると片付けやすいタイプがたくさん売っていますよ。

DIYで対策

手作りで対策している人もいます!

参考になりそうなものをまとめました。

カラスに気をつけるべき時期

カラスは食欲旺盛なヒナを育てている時期は、エサ探しに必死で、ゴミの被害も多くなります。

カラスの繁殖期は3～7月ですが、その中でも特に4～6月頃はヒナへのエサ探しに最も必死な時期なので、ゴミ被害に要注意です。

• ・3～4月:卵を産むための巣作り
• ・4～5月:卵がかえる
• ・5～6月:ヒナを育てる
• ・6～7月:ヒナの巣立ち

4～6月は特にカラス対策を徹底しましょう。

まとめ

ゴミのカラス対策は大きく分けて2つ。

1. ゴミだと気づかれない
   生ゴミを新聞紙でくるむ
2. 物理的にゴミを触れない
   カゴや衣装ケースをかぶせる、ボックス型ネット、ゴミバケツやストッカー

新聞紙でくるむ方法は、確実ではないけど、お金をかけたくない人は試す価値あり。

確実に効果があってオススメなのは、「物理的にゴミに触れない方法」。