柿はカラスの大好物なので良く被害に合います。
食べられると地面がベタベタになるし困りますよね。
今回は、柿をカラスに荒らされない対策方法を2つご紹介します。
簡単に低コストでできる方法を集めたので是非参考にしてください。
カラスは非常に目が良く、学習能力が高いという特徴があるので、柿が熟した食べごろを狙ってきます。
完全に熟す前に対策をしましょう。
目次
柿からカラスを撃退する方法
① 柿の木にミシン糸を巻く
カラスは、羽に何かが当たるのを極端に嫌がります。
これは、羽が傷つくことはカラスにとって「死」を意味するからです。
そのため、農作物のカラス対策には、「テグス」という細い釣り糸を作物の周りに張り巡らす方法が定番です。
そのテグス対策を柿の木に応用した方法です!
◎ 羽生市の漆原和子さんは、ミシン糸を使って庭先にあるカキのカラス害を防いでいます。
やり方は簡単。カキの実が赤く色づき始めたら、下枝にミシン糸を結び、ミシン糸の筒を投げます。これを5〜6回繰り返して、樹全体をミシン糸で覆うのです。
曰く「カキを食べようとしてやってくるカラスは、羽に糸が触れると、びっくりして逃げる」。
これで10年以上カラスの食害に遭っていないとのこと。近頃は、「なぜこの家だけカラスに食べられないのだろう?」と、ご近所さんが見学に来るようになったそうです。
現代農業2015年11月号より
これは、テグスをミシン糸で代用しているので、家にミシン糸があれば0円で出来る良いアイデアですね!
無い場合は、テグスも安く、耐久性があるので購入してもいいでしょう。
太い糸や太いテグスだと、カラスがどこに糸があるのかハッキリ見え、その隙間から狙う場合があるので、「糸があるのかないのかわからない」程度(太さ0.3mmくらい)の細い糸や細いテグスがおすすめです。
防鳥テグス 500m 485円
(太さ0.25mm)
② 支柱を立ててテグスを張る
◎ 京都府の水菜農家で実践している方法です。柿の木の場合、木の上1mくらいの棒を立て、てっぺんから放射状に糸を張る。カラスに効果抜群!
『カラス おもしろ生態とかしこい防ぎ方』より
2つ目の方法は、上図のように中央に支柱を立てて、そこから放射線状にテグスを下に張ります。
手間はかかりますが効果は高いでしょう。
③ 脅しグッズを使う
※この方法は、上の2つの方法より確実性が低いです。ご理解の上、お試しいただければと思います。
カラスは頭が良い分、怖さも知っている鳥で、「脅し」が効きます。「危なそうな物」を置くだけで警戒します。これはスズメやハトには通用しません。
だだし、「学習能力が高い」ため、放置していれば「いつもそこにあって、自分の行動に一切反応しないものだ」と学び、効果が日に日に無くなっていきます。
特にマネキンやCDなどの単純なものは2、3日が限界です。
そのため、あまり脅しグッズはカラス対策に効果が無いのですが、これを逆手に取って、カキの木の対策に使う方法があります。
というのも、カラスは作物が食べごろに熟してから手を出すので、これを利用して、柿が熟す2,3日前にに脅しグッズを設置します。そうすると、カラスが警戒している間に収穫が済んでしまうのです。確実ではないですが、試してみてもいいでしょう。
ただ、柿は熟すまで時間が長いですし、収穫しないで放っておく人もいるでしょう。
その場合は、脅しグッズに「変化」をつけると長期間効果が持続します。
例えば、いくつかのグッズを数日おきに変えて使う、置く場所をこまめに変えるなどです。
長期で設置したい場合は、対策グッズに付属品を足したり、形を変えたり「変わっているぞ」「人が手を加えているぞ」と思わせることが大事です。
さらに聴覚に訴える「音」も組み合わせるとより良いです。
- ・カカシを木のまわりに置く
- ・色のついた布を木にぶらさげる
- ・黒のゴミ袋をひらひらと枝にかけておく
などいろいろありますね。
テグスやミシン糸を巻くのが難しい場合は、試してみてもいいでしょう。
プレゼントなび